<難治性アレルギー性鼻炎に対する新しい手術>鼻漏とくしゃみの重症例や根治性を求める場合は、後鼻神経切断術が入院手術で可能です。

手術は基本的には全身麻酔のもと、内視鏡によって行われます。直径4㍉の内視鏡を鼻の中に挿入し、粘膜を焼きながら神経まで進んで切断します。この時、近くを走行する血管も切断しますが、「ハーモニック・スカルペル」という超音波凝固装置を使うことで、出血を起こさずに血管とともに神経を切ることができます。神経は切ったままにしておくと再び新しい神経が伸びていき、鼻炎が再発することになるので、鼻腔内の軟骨でふたをするような処置をします。これによって術後の再発のリスクが大幅に低下します。

手術にかかる時間は片側が10分程度で、両側を手術しても前後の処置を含めて30-40分で終わります。以前の手術方法ですと、ドライアイと上あごのしびれなどの合併症が起こることがありましたが、現在の改良された方法ではほとんど合併症がなくなりました

参考:後鼻神経切断術の論文